2010年4月14日水曜日

雲取山登山後記!

雲取山、最高に楽しかったです!

まず、天気に恵まれました。4月の第1週の天気と、10日&11日前後の天気の悪さを考えると、不安定な春の天気では最高の部類かと。

特に日曜日は下山するまで気持ちのよい春満開な天気で、気持ちよかったな~。

雨の北アルプスもサバイバルな感じで嫌いじゃないですが、天気がいいって素晴らしいと思いました。

以下、この登山の振り返りです。


4月10日9時半に奥多摩駅集合。バスで約40分ほどかけて“鴨沢”の先“お祭り”にて下車。

今回の登山メンバーは、松崎さん、聡太郎さん、S夫妻、A夫妻、そして僕の7人という大所帯でした。

念願の聡太郎さんとの登山!ということで単純にアガリました。出会ってから約3年でようやく実現です。「登山仲間だけど、一緒に山に登ったことがない!」というどうでもいい居酒屋ネタは、今回限りでオサラバとなりました。

S夫妻、A夫妻共に登山経験が少ないということもなんだか新鮮でしたね。


まずは“お祭り”からほとんど平地に近い林道をてくてくと歩きます。林道は広いので、それぞれが横に広がったり、列になったり、気ままにぶらぶらとしながら歩いていく感じです。

この登山、最初の驚きは、林道のど真ん中で寝ていたヤマネとの遭遇!

ヤマネは写真集を持っているくらい大好きなんですが、まさかこんなところで寝ているとは!

ヤマネも一瞬ビックリしていましたが、まだ寝たりないのか、ふらふらと林道の脇まで歩いていって、落葉がたまっているところにまで行くと、また寝てしまいました。

傍で写真を撮っていても、ぜんぜん気にしない様子で、ぐうぐうと。なでてやると目をこするのが、またかわいい。


この時点で既にこの登山が恵まれたものであることを確信しました。


2時間半ほど歩くと、林道の終点で、いよいよ登山道。道もぐぐっと細くなり、傾斜もきつくなり、いよいよ登山らしくになってきました。

列になって、1日目の宿泊地、“三条の湯”を目指します。

1日目ということもあり、それぞれのペースが定まっていないこともありましたが、1時間弱で到着。

これは翌日に相当行程が残されるな~と思いつつも、1日目の登山終了。


“三条の湯”は、温泉が沸いているという、珍しい部類の山小屋(基本、山小屋は風呂もないのです!)で、それだけで相当楽しみにしておりました。

それがさらに!

温泉があるってだけで素晴らしいのですが、山小屋がまたすごくいい!

大部屋での宿泊となったのですが、大部屋は窓を開けると、テラスもあって、テラスに座りながら、秩父の山を一望できるというナイスなロケーション。

まるで、クウネルとかに出てきそうな山小屋!


そして、泉質がまたすごくいい!源泉の温度が低いので、マキでの沸かし湯となりますが、硫黄の匂いと、すべすべの微妙に白濁したお湯は、登山ではありえないクオリティー!

お風呂は屋内であるものの、窓も大きくて開放感があって素晴らしく、もうみんなで絶賛しておりました。


既にビールを飲むのには最高の環境だったんですが、松崎さんが材料を用意してくれた鴨鍋も最高で。早めの夕食から、どんどんとお酒もすすんで、大宴会モード!

山小屋のご主人も僕らの賑わいぶりに気をよくしてくれたみたいで、鹿肉のかたまり肉を切り分けてくれ、ワイルドな焼肉を提供してくれました。これが肉!って感じで超美味しかったです。


そんな感じで、1日目は、毎度のことながら、お酒をたらふく飲んで就寝。登山というよりは、山に宴会をしに来たって感じでしたが、こんなハイクオリティーな登山は初めてでした。


2日目。4時半起床。

まだ夜も明けてないうちから、せっせと朝食の準備。

昨日の鍋の出汁を使いつつ、聡太郎さんが持ってきた担担麺の素とうどんを投入した、担担うどんが朝食。

辛さで体が温まり、目も覚めます。旨い!

僕は毎度のコーヒー係。今回は人数も多かったので、家で使用している直火式エスプレッソマシーンを持ってきました。

ご飯も食べて、コーヒーも飲んで、用意が整ったところで、夜が明けつつある6時前に、宿を出発。


ここからは1日目とは正反対のハードな登山。まず、行程が長い!

1100mから頂上の2017mの高低差約1000mを一気に登らなければいけません。かなり急な傾斜をガンガン登っていきます。

ここにきて、やはり登山初心者達は、昨日との落差の激しさにだいぶ心が折れそうになっている様子…。

ただ、朝が訪れ、視界が開けてくると、雪に覆われた雄大な富士山を間近に感じながらの登山となるので、それだけで元気が出てきます。天気の良さに感謝!


せっせか、せっせか、登っているうちにとうとう頂上へ!午前10時登頂!!!

東京の一番高いところに僕は二度目の登頂となりました。やはりキモチイイ!!!


頂上付近で、松崎さんが用意してくれた、ビュッフェ形式のサンドイッチがまた超オシャレ!(この登山は、松崎さんが食事担当でした。)

僕は登山に関しては、グッズにこだわって、食事にはあまり力を入れていませんでしたが、松崎さんとの登山で、山の食事を考える面白さに開眼しつつあります。


たらふく食べた後で、今度は下山です。



下山は実は1番大変だったりします。楽そうに見えて、けっこう辛いんです。

この日はなにより、行程が長い!頂上からバス停がある“鴨沢”まで、高低差1500mを一気に下ります。

膝への負担がハンパないんです。けっこうな荷物を抱えて、山道を下っていくわけですから。それが長ければ長いほど辛い…。

僕は登山の下りで毎回膝を痛めておりましたが、ポールを使用するようになってから、登山の内容が劇的に変わりました。

スピードをつけていても、膝の痛みはほとんどなく下れます。今ではポール抜きの登山は考えにくいかも…。


そんなわけで、下りはやはり大変で、皆の疲れを感じながらの下りとなりましたが、登山自体には馴れたみたいで、なかなかのハイペースで下ることができました。松崎さんと僕でポールを余分に用意していたのもよかったです。


鴨沢のバス停には15時ぴったりの到着。久々の登山らしい登山となりました。

驚いたことは、今年初めてくらいの本格的な登山だったにも関わらず、あまりキツイと感じなかったこと。自分自身の体力が全く衰えていなくて、登山へのモチベーションが俄然アガリました。去年の北アルプスがよほどキツかったんですね…。

そして、朝早く出発することのメリットにあらためて気付きました。山小屋泊まりだと、テント泊に比べて、朝するべきことの量が圧倒的に少ないことに感動!テントってやっぱり大変なのねって痛感!(でもテント泊は大好きです!)

また、大勢のパーティーでこういう登山ができたことも、本当によかった!それぞれにとっていい経験になりました!

いい登山でした!!!


帰りは、奥多摩駅近くの温泉に浸かり、休憩所でビールを飲みながら、この登山をみんなで振り返りました。

本当に充実した2日間!

やっぱり山を近くに感じながら、今年も色々とやっていきたいと思いました。


ゴールデン・ウィークは、上高地→涸沢にチャレンジしてみたいです!!!!!


写真は後日アップします~。








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