2013年7月15日月曜日

今年も逗子海岸Happy Go Luckyでのビーチパーティーやります!






今年もこんな素晴らしい光景を何度も見ることができると思うと、心躍りますね。楽しみだな、逗子海岸Happy Go Lucky。


そうそう。いきなり天気が夏らしくなってきたな…と思ったら、まさかの梅雨明け宣言…!

梅雨入りの時も?って感じでしたが、そもそも梅雨だったのってくらい雨が少ない印象でした。

4月のsonarの時期にまさかの台風がきたり、気候がいまいち読めませんよね…。通り雨も増えているし、いよいよ熱帯化してきているのでしょうか…。

今年の夏は、江ノ島近辺の海の家の騒音規制の影響もあり、逗子海岸の海の家の在り方も問われていたりしますが、今年も例年通り逗子海岸Happy Go Luckyは営業しています。

6月30日にふらりとHGLに遊びに行ってスタッフのみなさんと話をしましたし、今年のHGLも見てきましたけど、やっぱりお店の方向性もしっかりしてい るし、客層も逗子海岸のビーチハウスの中でもとくに落ち着いていて、やっぱりHGLは違うな~というのが僕の印象。今年もここで期間通してずっと パーティーできるのは本当に嬉しいです。

パーティーと言ってもドンチャンやりたいわけではなく、海を眺めながら、ゆったり音楽に浸りつつ、時に軽く砂浜でステップを踏みながら、和気藹々と楽しめ るものを今年もやります。のんびりしたい方も、開放的な気分を謳歌したい方も(飲み過ぎはでも注意ね!)、等しく素晴らしい時間を過ごしてもらえるように 配慮しながら、やっていきたいなと。

DJはそんなお店の雰囲気にばっちりハマるような素敵なDJばかりをブッキングしていますし、チャージフリーとは思えないクオリティーの高い内容で毎回 やります。是非今年の夏、一度と言わず何度でも逗子海岸Happy Go Luckyに足を運んでくださいね~。

7月は2回やります!!

まずは本日7月15日海の日!3年連続となるMax Essaと北村淳さんとの“Higher Ground”からスタート!今年は“Destination”をフィーチャーしての開催ですっ個性豊かなDJ達のビーチならではのレイドバックした選曲 をバッチリ楽しめる間違いない一日です!!

http://www.clubberia.com/ja/events/210923-Higher-Ground-feat-DESTINATION/


そして、7月27日はGWのHeineken Star Loungeも大盛況だった“Luz de la musica”を今年もビーチで!ピレキーニョではお馴染みの中原仁さんもHGLに初登場!夏といえばラテン!そのラテンの鬼と言えば、アフロンティアか ら竹下さんも同じくHGL初登場!そして、去年も参加してくれたサイト君にも今年もゲスト出演していただきますっ!こちらももちろんチャージフリーなん で、是非!!

http://www.clubberia.com/ja/events/210924-luz-de-la-msica-vol-5-Beach-Special/

8月の詳細も追って発表していきます~!!夏本番!!!



Happy Go Luckyへのアクセス。
JR改札口より前に伸びる”逗子銀座商店街”をまっすぐ。


右手にセイジョードラッグ(その目の前のBARがPOP UP
CENTRO)がある信号を左へ。さらに一つ目を右へ。
角にある” VAHANAS
BAR”
の脇に伸びる道をまっすぐ進むと逗子海岸中央入り口です。HAPPY GO
LUCKYは中央口より入って右へ。
藁葺き屋根の開放的なビーチハウスとなっております。海岸までは歩いて10分程度です。


2013年7月14日日曜日

海からはじまるパーティー考

江ノ島の海の家の騒音規制問題を経て、夏の江ノ島の風物詩ともなっていた8月のSunset Loungeも中止となり、都市部のビーチカルチャーの在り方が今問われています。

一昔前までは、そこまでダンスミュージックをやっているビーチハウスというのはそんなに多くない印象でしたが、いつのまにか海の家のクラブ化が進み、どこもかしこも低音の聴いたダンスミュージックがかかっているような、そんな状況の中での騒音問題。いつかは顕在化するとは思っていましたが、やっている側も、アゲアゲのTOP40から、まったりしたチルアウトなものまで、千差万別なわけなのに、行政もとにかくまず規制しようとしている。それについてももちろん違和感があったりします。


そもそもダンスミュージックの聖地=イビザみたいな流れって、ここ数年急速にその謳い文句を聞くようになった気がするけど、どうでしょう? 本場イビザから泡パーティーを導入とか、そういうの多いでしょ?ビーチ=アゲなイメージの付与に少なからず影響はあると思ういます。イビザ行ったことないけど…。

でも、少なくとも僕はビーチで聴く音楽って、アゲなイメージはずっとないんです。レイドバックしたチルアウトな音がやっぱり合うと思う。ブラジルもボサノヴァから聴き始めたから、波の音に寄り添うような音を海辺で聴きたいと感じるし、それをある程度ビート感をもたせてやることは両立できるんじゃないかなと試みながら、5年以上逗子海岸でDJしています。


http://www.nexus-web.net/ongakusyugi/057_sp/index2.php

風営法について書いたこの記事を見ていてもイビザという言葉も出てきますよね。今後の日本を見据えて観光客の誘致、韓国に負けないようなダンスミュージックの輸出を経て、メリットがあるものとしてのダンスミュージックを訴え、風営法解除というのもよくわかるし、たぶん正論。

とはいえ過度な幻想によって、日本の住宅地のすぐそこにある海岸線で、ただ“アゲ”というキーワードによってデカイ音を鳴らして、騒ぎたい!いっていうなら、それは風営法解除にだって害にしかならないかなと…。ダンスミュージックの刹那的な快楽性ももちろん魅力的な要素なんですが。外から見たら害>魅力なのかもしれません。

グローバルスタンダートと勝負するためのポップフィールドで勝負できる国産ダンスミュージックが必要っていうのはぜんぜん否定しません。いいものだって僕が知っているよりたくさんあるはず。でも、やっぱり注目したいのは、そういうところとは全く別で進行しているローカルな音楽への志向で、多様性との調和が感じられるもの。そういうもののほうが日本の都会の海にはあっているんじゃないかと思っています。

結局、どこでも聴けるようなものをわざわざ海で聴いたってしょうがないわけで。その立地に合うようなものを選択して、そこでしか体験できないものに昇華することこそ必要なことで。ビックビーチみたいに1日で数千人規模でやるわけじゃないから、もっと地域性と質を求めて面白いことをやらないと、今後続けられなくなるなと感じているし、それをやらなきゃ意義がないかもと思う今日この頃です。

きっと、ダンスミュージックは、リスナーにとっても、メディアにとっても、行政にとっても、流行り廃りの消費される音楽としてクローズアップされ過ぎているように感じています。ファスト・ミュージックとして。僕は自分の好きな音楽は、ダンスミュージックに限らず、等しく一生聴けるものを選んで買おうと思っていますし、そういうものを大切にかけるDJでいたい。


そう思うからこそ、ダンスミュージックのダンス、その側面について、それぞれがそれぞれの立場から意見を言ってくだけでは、その限りにおいては、ぐるぐると巡っていくだけかもしれない。

音楽にのって踊るというのは、本質的なことで、どんな音楽でも踊ることはできるはず。体が踊る。心が躍る。ダンスミュージックについて語るあまり、 そこから不自由になったらきっと面白くない。インスト中心のハウスやテクノ、僕が好きなダンスミュージックは、そこに色々な感情を込められるからこそ、自由なんだと思います。少なくとも僕はそこにずっと惹かれ続けている。もちろん歌物も好きだけど。踊りやすいとか、騒げるとか、そういう刹那的過ぎる音楽がシーンに定着したとして、それが音楽として、その人の一生に残る何かになるのか、そこは疑問です。やっぱり“卒業”していくんだろうな。

かといって、夜中ダンスする権利について声高に叫んでも、そこに固執するあまり、よりその側面をクローズアップされてしまうわけで。興味ない多くの人達にとっては、いい音楽orわるい音楽か、じゃないわけです。

経済的な発展を理由に規制をこじあけ、売れるものや強者の論理がまかり通る世の中にしていくのか


個々人の意識を向上し、文化的な成熟を促進、多様性の中に他者を尊ぶ世の中にしていくか

もちろん、そんな簡単に割り切れることではないです。ただ、どちらが正しい正しくないとかではなく、あらためて考えさせられる問題ですし、思考することや行動していくことをやめてしまってはいけないんだな、と思いました。