2010年1月14日木曜日

人は基本的にしゃべる生き物です。


「私の経験上、人は基本的にしゃべる生き物です。」

というようなことを、インタビューで答えていたエリック・ロメール。

先日1月11日、逝去したとのこと、これはショックです…。



http://www.asahi.com/obituaries/update/0112/TKY201001120083.html


好きな映画監督と聞かれると真っ先に名前を挙げていました。

80歳を超えてもなおフレッシュな感性をフィルムに反映し続けたロメール。

今週は「パリのランデヴー」の第3話「母と子 1907年」を観ながら、彼の冥福を祈ることにします。

僕もこれからも語り、しゃべり続けます。

そして、映画もちゃんと観続けなきゃですね…。反省…。


好きなロメール映画(順不同)
「パリのランデヴー」
3話オムニバスですが、第3話だけがもう本当に好き。高校生の頃から数えて何十回(百回超えてるかも?)観返したかわからない。
「夏物語」
これは、オタクさながら、舞台になった北フランス、ブルターニュまで行ってしまいました。しかも夏に! どんだけ好きなんだ!

「恋の秋」
後期ロメールで好きなものが多いのは、リアルタイムで観ていたものばかりだから。(高校生の頃は週1回の映画館、月50本の家での映画観賞は当たり前でした。)
四季シリーズを締め括る、人生のほろ苦さと喜びに満ちた傑作。

「木と市長と文化会館」
これを挙げる人は少ないと思うんだけど、最高に笑える作品。恋愛映画ではなく、こういう映画がロメール映画の真骨頂だと思うのは僕だけ?

「満月の夜」
都会を舞台にした作品では、ダントツ!80年代当時の空気感がすごく伝わってくるのも素敵です!

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