今日の一枚
Luiz Eca 「LUIZ ECA & CORDAS」
昨日、ルイス・エサの楽曲を紹介したので、今日はその1965年のソロ名義作品を。
その前に軽くルイス・エサについて。
彼はブラジルを代表するピアニストで、主に60~70年代に活躍したタンバトリオというグループの中心人物です。ウィーンにクラシック音楽を学ぶために留学していたということもあり、そのピアノ、作曲や編曲センスは、クラシックの影響を強く感じさせます。それでいてブラジル人ならではの独特のリズム感覚も持ち合わせていて、彼が関係している曲には全てに彼らしさが溢れていて、一聴すればすぐに、彼の演奏だったり、曲だったり、アレンジだったりというのがわかります。昨日紹介した「DOLPHIN」という曲も例外でありません。それぐらい独特な表現をもった音楽家ですね。
今日紹介するアルバムは彼の音楽を最も色濃く反映した作品です。ジャケを見ると60年代のムードミュージック 、イージーリスニングのようですが、その対極のような音楽を聴くことができます。
こんな優雅な音楽で迎える休日の朝も素敵ですよ。
ちなみに僕は日本盤のレコードしか持っていないんですが、こちらのジャケもダサイです。これはこれで、1978年にリリースされたこともあって、フュージョン全盛の時代のイージリスニングなジャケで嫌になります。本当に真逆な内容なんですけどね。それにしても、ブラジル音楽の日本盤のジャケってなんであんなにヒドイのかな。そんなジャケでもよければ、1000~2000円中古で買えるはずです。
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