今日の一枚
Luiz Eca-Bebeto-Helcio Milito 「TAMBA」
昨日とりあげたルイス・エサの活動の中心となったグループ、タンバ・トリオは、60年代の中盤にはその当初のメンバーであった、ルイス・エサ(ピアノ、アレンジ担当)、べべート(ベース、フルート、ヴォーカル担当)、エルシオ・ミリート(ドラム、パーカッション担当)での活動は終わりを迎えるのでした。
そして、1974年、オリジナルタンバ・トリオのメンバーでまた一枚のアルバムが出ます。それがこのアルバム「TAMABA」です。ジャケが黒いので、この次にリリースされるアルバムが青いジャケなのと対比して、通称ブラック・タンバと呼ばれているアルバムです。それまでと違い、時代を反映してか、エレクトリックな面を強く打ち出していますが、その音楽性の根本は変わらないまま、むしろより高い理想に向けて創り上げた一枚です。
僕のMIXCDのvol.2の一曲目「PRA MACHUCAR MEU CORACAO」は、これに収録されています。僕の最も好きなブラジル音楽の曲ですね。ルイス・エサのエレクトリック・ピアノと完璧なアレンジ、ベベートの神がかったヴォーカル、エルシオ特有のリズムセクション、三位一体となって、至高の音楽を展開しています。
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