秋がさらりと通り過ぎて、冬がすぐに訪れそうな予感がする、そんな毎日。すべての季節が嫌いじゃないから、そんなに憂いたりはしないけれど、もっとゆったりと季節を感じることができたら、なおいいのに…、とは思います。
そんな今年の秋。
昨年4月の初来日の際はDJとして僕もお手伝いさせていただいた、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートが今年も来日します。
それにしても今年はカルロス・アギーレの来日や、中島ノブユキさんのサードアルバム「メランコリア」のリリースと、この10、11月は静かにですが確実に何か音楽的な新しい盛り上がりを感じています。
ヘナート・モタやカルロス・アギーレ、中島ノブユキさんに通じるこの“何か”をbar bossaの林さんが“知的なワイルドさ”と“越境者”とブログで書いていましたが、相変わらずいいことを言うな~としみじみと思いました。
そうそう…
元々僕はどちらかといえば、暗く、内省的でいて、そして儚く美しい音楽が好きなんですよね。それはダンス・ミュージックでも同じで、自分のレコードを色々と聴いていると総じて暗いというのは、自分の生まれもった何か気質みたいなものを顕しているように思います。
社交的なイメージが強い僕ですが、山に数日1人で出掛けてしまうのは、そんなメランコリックな気分がたぶん好きだから。
冬になると丹沢の中腹にテントを張りに行きます。そこから眺める夜景は、人の確かな息遣いが聞こえるような、そんなネオンの光が燦々と輝いていて、とても美しいんですが、自然の中に身を潜めるようにしている自分とのコントラストが強烈に迫ってきて、いつも眩暈がします。でも、そういう気分は嫌いじゃない。それはペソアのように様々な自分を持っているからかも…。
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、カルロス・アギーレ、中島ノブユキさん、彼らの音楽を聴くと、内なる自分と対話をしているような、そんな豊かで不思議な時間を持つことができような気がします。そういう意味でもとてもスリリングな音楽。ヘナート&パトリシアが「ドイス・エン・ペソア」でペソアの詩に曲をつけるなんて、あまりに素敵過ぎる試みも、彼らの“メランコリア”がそうさせているんでしょう。
僕は“メランコリア”と聞くと、真っ先に思い浮かぶのが、ルイス・エサかな。あとは、サティの「ジムノベティ」。そんなDJを披露する機会がcafe apres-midiで11月12日にありそうなんで、よかったら。中島ノブユキさん、橋本徹さん、青野賢一さん達と一緒にDJする予定です。
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そんな今年の秋。
昨年4月の初来日の際はDJとして僕もお手伝いさせていただいた、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートが今年も来日します。
それにしても今年はカルロス・アギーレの来日や、中島ノブユキさんのサードアルバム「メランコリア」のリリースと、この10、11月は静かにですが確実に何か音楽的な新しい盛り上がりを感じています。
ヘナート・モタやカルロス・アギーレ、中島ノブユキさんに通じるこの“何か”をbar bossaの林さんが“知的なワイルドさ”と“越境者”とブログで書いていましたが、相変わらずいいことを言うな~としみじみと思いました。
そうそう…
元々僕はどちらかといえば、暗く、内省的でいて、そして儚く美しい音楽が好きなんですよね。それはダンス・ミュージックでも同じで、自分のレコードを色々と聴いていると総じて暗いというのは、自分の生まれもった何か気質みたいなものを顕しているように思います。
社交的なイメージが強い僕ですが、山に数日1人で出掛けてしまうのは、そんなメランコリックな気分がたぶん好きだから。
冬になると丹沢の中腹にテントを張りに行きます。そこから眺める夜景は、人の確かな息遣いが聞こえるような、そんなネオンの光が燦々と輝いていて、とても美しいんですが、自然の中に身を潜めるようにしている自分とのコントラストが強烈に迫ってきて、いつも眩暈がします。でも、そういう気分は嫌いじゃない。それはペソアのように様々な自分を持っているからかも…。
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート、カルロス・アギーレ、中島ノブユキさん、彼らの音楽を聴くと、内なる自分と対話をしているような、そんな豊かで不思議な時間を持つことができような気がします。そういう意味でもとてもスリリングな音楽。ヘナート&パトリシアが「ドイス・エン・ペソア」でペソアの詩に曲をつけるなんて、あまりに素敵過ぎる試みも、彼らの“メランコリア”がそうさせているんでしょう。
僕は“メランコリア”と聞くと、真っ先に思い浮かぶのが、ルイス・エサかな。あとは、サティの「ジムノベティ」。そんなDJを披露する機会がcafe apres-midiで11月12日にありそうなんで、よかったら。中島ノブユキさん、橋本徹さん、青野賢一さん達と一緒にDJする予定です。
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軽く話がそれました。
そんな新しい流れの中で、いよいよヘナート・モタ&パトリシアロバートの再来日です。
彼らの昨年の光明寺でのライブ録音「イン・マントラ」のリリースを記念してのジャパンツアーです。昨年は光明寺でしか行われなかったマントラ・セッションも今回東京では表参道Cayで実現です。
昨年僕も間近で堪能することができた“詩的体験”を今年もということで、今から楽しみです。
DJとしては参加しませんが、今年も是非この体験をたくさんの人と共有したいと思っていますので、是非皆様会場に足を運んでください。
僕も久しぶりにゆったりと音楽を味わうことの贅沢を噛みしめたいです。
そんな新しい流れの中で、いよいよヘナート・モタ&パトリシアロバートの再来日です。
彼らの昨年の光明寺でのライブ録音「イン・マントラ」のリリースを記念してのジャパンツアーです。昨年は光明寺でしか行われなかったマントラ・セッションも今回東京では表参道Cayで実現です。
昨年僕も間近で堪能することができた“詩的体験”を今年もということで、今から楽しみです。
DJとしては参加しませんが、今年も是非この体験をたくさんの人と共有したいと思っていますので、是非皆様会場に足を運んでください。
僕も久しぶりにゆったりと音楽を味わうことの贅沢を噛みしめたいです。
RENATO MOTHA & PATRICIA LOBATO Japan Tour 2010 “In Mantra”
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート ジャパン・ツアー2010 「イン・マントラ」
吸いこむ、音楽。
ゆらぎと旋律による、平和のためのアンサンブル。
最高傑作『イン・マントラ』発表直後、奇跡の日本ツアーが再度実現。
東京アンダーグラウンドの名手たちを迎えたマントラ・セッション3公演に、
デュオ編成によるオリジナル曲中心の地方都市3公演。
柔らかな幸福感に満ちた、21世紀の詩的体験。
主催・企画・制作: NRT/maritmo株式会社
協力: ラティーナ
後援: バウンディ株式会社
※チケットのご予約については、各会場/プレイガイド/予約窓口までお問合せ下さい。
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10/30(土) 山形 文翔館議場ホール
14:30開場/15:30開演
4,000円/当日5,000円
出演:
Renato Motha - vocal, guitar
Patricia Lobato - vocal, percussion
会場:
文翔館議場ホール
山形市旅篭町三丁目4番51号
JR山形駅から市役所経由路線バスで市役所前下車・徒歩1分
またはJR山形駅東口より100円バス乗車、旅篭町2丁目下車・徒歩5分
ご予約info:
山形ブラジル音楽普及協会
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10/31(日) 鎌倉 浄土宗大本山 光明寺 大殿(本堂) *マントラ・セッション
13:30開場/14:00開演
4,500円/当日5,500円
出演:
Renato Motha - vocal, guitar
Patricia Lobato - vocal, percussion
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass
ヨシダダイキチ - sitar
Maya – harmonium, etc
ヴェーディックチャンティング・セレモニー:
木下阿貴(STUDIO JYOTI)
会場:
浄土宗大本山 光明寺
神奈川県鎌倉市材木座6-17-19
JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅から材木座海岸方面へ徒歩25分
または京浜急行バス「光明寺」下車徒歩すぐ
チケット販売・会場info:
NPO法人ルートカルチャー
renato2010@rootculture.jp (メール)
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11/2(火) 福岡 アクロス福岡・円形ホール
開場18:30/開演19:00
4,500円/当日5,500円
出演:
Renato Motha - vocal, guitar
Patricia Lobato - vocal, percussion
会場:
アクロス福岡・円形ホール
福岡市中央区天神1丁目1番1号
092-725-9111(代表)
チケット販売:
■ジャブアップ TEL 092-526-8696
■ローソンチケット(ローソン) [Lコード:81892]
お問い合せ(全国) 0570-000-777(10:00~20:00)
電話予約 0570-084-008(24時間)
■チケットぴあ(セブンイレブン引換えのみ/サンクス) [Pコード:110-232]
予約センター 0570-02-9999(10:00~23:30)
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11/3(水・祝) 鎌倉 cafe vivement dimanche
19:30開場 / 20:00開演
4,000円(税込) 1ドリンク付き
出演:
Renato Motha - vocal, guitar
Patricia Lobato - vocal, percussion
ご予約・お問い合わせ先:
cafe vivement dimanche
鎌倉市小町2-1-5
TEL: 0467-23-9952
shop@dimanche.shop-pro.jp (メール)
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11/6(土) 東京 表参道 EATS and MEETS Cay *マントラ・セッション
1st 15:00開場/16:00開演
2nd 18:30開場/19:30開演
5,000円/当日6,000円 (2ステージ・入替制/飲食代別途要)
出演:
Renato Motha - vocal, guitar
Patricia Lobato - vocal, percussion
沢田穣治 (Choro Club) - contrabass
ヨシダダイキチ - sitar
Maya - harmonium, etc
U-zhaan - tabla *本公演のみ出演
ヴェーディックチャンティング・セレモニー:
木下阿貴(STUDIO JYOTI)
チケット販売:
■EATS and MEETS Cay 03-3498-5790
■ローソンチケット [Lコード:76089]
※席数に限りがございます。立見となる可能性もございますので、ご了承下さい。
会場info:
EATS and MEETS Cay
東京都港区南青山5-6-23 スパイラルB1F
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」
B1出口前もしくはB3出口より渋谷方向へ1分。
03-3498-5790
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【プロフィール】
ブラジル内陸部ミナス・ジェライス出身のデュオ。
1999年にデュオ名義初となるアルバム『アンチーガス・カンチーガス』を発表、2010年の最新作『イン・マントラ』までに6枚のアルバムをリリース(いずれも日本盤としてNRTよりリリース)。ミナスの透明な空気感を湛えながら、ジョアン・ジルベルトの系譜を感じさせる正統派MPBアーティストとして現代屈指の人気・実力を誇る。
近年はオリジナル作品と並行して、インドのマントラを演奏するプロジェクトも同時進行。同コンセプトによる2007年作『サウンズ:平和のための揺らぎ』は東京のほとんどのヨガ・スタジオに置かれる定番となり、東京のヨガ・シーンでもっともポピュラーなアーティストという一面も持つ。
2009年4月に初来日、全国5箇所にて延べ1,000人以上を動員し、話題となる。
作品のほとんどの作詞・作曲を担当するヘナート・モタは、国民的シンガー、マリア・ヒタへの楽曲提供をはじめ、コンポーザー、プロデューサーとしても活躍。日本最高峰のブラジル音楽シンガー、(chie改め)chie umezawaの2010年秋リリースの新作プロデュースも担当している。
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