2010年4月26日月曜日

さかしま!


先週金曜日のトランプルームの写真です。

これ、天板が鏡になっているテーブル越しに僕が写っているんですが、なんだか不思議な感じですね。

逆さまだね~、なんて言っていたら、ユイスマンスの“さかしま”を思い出しました。


それにしてもこの松岡正剛の“さかしま”評は面白い。




この作品は読めば読むほど、頽廃を超えている。ぼくが思うには、ここにはすでにユイスマンスの“別人”がいるはずなのである。当初のルルドがあるはずだ。
という意見や

ユイスマンスの“彼方”が

中世神秘主義の卓抜な解読書
という意見に僕も賛成。


ユイスマンスは学生時代に相当読み込んでいたけど、久々にまた読みたくなってきました。


トランプルームもそうだったんですが、最近、お酒を飲んでつぶれることが増えているので、GWはおとなしく山など行って、ゆっくり読書などもしつつ、たっぷり英気を養ってきます~。


登山、どこ行こうかな?


たまには、フロアではなくて、山でバッタリってのも面白いかも…。


ではでは!



2010年4月23日金曜日

音楽と責任

なんて…

エラソウなタイトルで書き始めてしまいましたが…

単純にこれは環ROYと二木信の対談(っていうか本当にHard Talk!)を読んで、心に響くものがあったんで、とりあえず、自分の思うところを文章にしておこうかなと。

http://www.dommune.com/ele-king/features/interview/001009/


まず、はっきり言うとどちらが良い悪いという意見は僕には全くないです。

予定調和ではなく、本音で語り合っていること、それがまず素晴らしいと思います。


そのうえで、僕自身が感じていることは、タイトルにあるように、“音楽と責任”っていうことで…

(以下引用)

二木 信:みんな責任感を持ってるの?

環ロイ:俺の世代はそうだよ。スラックはそういうのないから、ああいう風にできる。

二木 信:ああ。

環ロイ:責任感が芽生える必要もなかったっていうか。でも、俺の年代は違う。26ぐらいから上は、何かしらあると思う。

この場合の責任は日本のHIP HOPシーンにおいてってことですが、僕はまずこの姿勢に共感しました。年が近いってことも要因にあるんだろうな~。


日本のHIPHOPシーンのターニングポイントになった“さんぴんCAMP”は僕の兄の世代(4つ上ぐらいかな?)であの時クラブに足繁く通っていた人達にはリアルな出来事で、そして、僕はそういう世代の人達が遊びまくっているのを見て憧れをいただいていた世代なんですよね。

あまり言われなくなっちゃったけど、同時期には“大LB(リトルバード)祭り”なんてのもあって、当時、どちらも楽しそうだな~と思ったのを今でも鮮明に憶えています。


僕らの世代がいまだ“さんぴんCAMP”と言い続けるのは、やっぱりこのお祭りに対して愛憎入り混じるものがあるんだと思うんです。当時僕らが体験できなかったことを一種の通過儀礼のように言うような人達がいるし、いまだに「あの時代はよかった」なんて言う人達がいるから。


いつも思うんですが、あの時、あそこでリスナーとして現場に立っていた人達って今何をしているんだろうと思ったりします。

それは“さんぴんCAMP”に限らず、喧騒の90年代クラブシーンに立っていた人達みんなに。


当時の僕にとっては、90年代は甘美な時代でした。

まるで岡崎京子の「東京ガールズブラボー」みたいに、シブヤっていう場所が中学生の僕には特別で憧れの地。

宮崎から長く離れた横浜へ戻ってきた時の興奮は忘れられない。

DJはみんなカッコよく見えたし、クラブに遊びに来ている人達も服装含めて全てにおいてセンスと知識勝負の時代でした。


ただ、そのお祭り騒ぎは、徹底的に消費し尽くされ、荒野のような00年代が残りました…。

街からはレコードショップが消え、インディレーベルはタフなしのぎを強いられ、クラブはハコ貸ししなければ営業していけない。

僕のように98年からDJを始めた人間にとって、この状況は過酷でした。すべてがうまくいかないと感じていました。(もちろん、今でもその過酷さは変わらないですが…僕は前を向いています。)


あの時遊んでいた人達の多くは、楽しみ尽くして、普通に就職してしまいました。僕らと一緒にシーンを育てるという感覚もなく…。

恨みがましく聞こえるでしょうけど、僕はずーっとそれが辛かった。

そして、現在、彼らの多くは経済的にも1番裕福であるはずなのに、音楽を追っていない(買っていない、遊びに行っていない)人達になっているのではないか?とも思っています。

今でも当時の音楽しか聴かない人達は、僕も環ROYが言うように懐メロ文化だと思うし、ぜんぜんイケていない。

僕は自分を慰めるために90’s HIPHOPをかけたくない。この音楽の強度を信じているから、この音楽を知らない世代のためにかけている。


結局、僕はあそこに果たして文化というくらい強度の高いものがあったのか?という答えの出ない疑問を抱えながらDJを続けています。

正直、今は90年代に起きていたことについて、中学生・高校生の時ほど、よかったとは思えないんです。

それは、ただ単純に新しいものに飛びついた若い世代がムーブメントとしてそれを消費していっただけであって、多くの人はそのカッコよさの本質を見なかったんだと思う。

それはそれで羨ましい時代です。そういう賑やかさの中に身を置いてみたいとも正直思ったりします。

環ROYや僕の世代は、そのときプレイヤーになることなく、そのシーンの外側を憧れを抱きながら見ることしかできなかった世代です。

はっきり言うと、僕の年でそういう経験をしている人も少ない。喧騒の90年代の1番いい時を目撃している30歳以下なんて、そうはいないと思います。

環ROYが言う責任はここを起点としているんだと思います。“90年代っていう時代がいいってことは知っているけど、今は違う。だからこそ、自分がやらなきゃ!”的な。


彼が背負っているものと僕がやっていることなんて、差は歴然とし過ぎて、比べるにも値しないけれども、僕なりに10年以上DJをやってきて、“あの時起きていたことだけが正しいわけじゃない”という勝手な責任感でDJしています。

それが僕の胸を熱くした90年代の音楽達へのレクイエムだと思っているし、今やその音楽を知らない世代もいて、それを伝える責任だって感じています。(これも勝手に…。)
もちろん、新しいことに挑戦するプレイヤーにとっては、“古いものを伝える前に、俺らのリアルを伝えることが先だろ!”って想いも理解できます。

ただ、あえてクラシックスを頻繁にかけているパーティーだって、そこに伝えたいっていう想いさえあれば、僕は大アリです。

まあ、今の音を追っていないDJがDJと言うのかどうかは僕の判断するところではないですし、これがDJだ!なんてことを言えるようなDJじゃありませんが…。


僕は90年代からの栄枯盛衰の中で今もなおシーンの一線で音楽を発信しているDJをリスペクトしていますし、これからの時代を夢想しながら努力を続けているDJも同じようにリスペクトしています。

結局のところ、責任を感じながらじゃなければ続けられないと思いますし、本当に楽しいことはできない。あれだけ盛り上がった時代を知りながら、今も現役で遊び続ける人達は本当にカッコイイ。

DJをしている限りは、遊び続けている限りは、僕はどの世代ともちゃんとコミットをしていきたいです。それが文化を体現することだと思っています。もちろん、末端ですけどね…。


どんなに新しいことをやっても、それを伝える努力をしなければ、“俺達、イケてるでしょ!”って言って、ゴニョゴニョやっているだけです。

昔のことを内輪で語り合って“俺達イケてたでしょ!”って言っても、それもゴニョゴニョやっているだけ。


責任なんて、エラそうなことを言ってしまったけれど、自分が求められているものを感じながらオープンな気持ちで遊んでいれば、楽しいことがついて来ると思っています。


どうかその楽しさが、賑やかな夜につながりますように。


なんだかまた書き過ぎちゃいましたね…。


フロアでまた会いましょう~。




2010年4月20日火曜日

怒濤の日々

7月くらいまでのDJスケジュールがだんだんと決まってきました。

DJスケジュールはまめにプロフィールを更新していますので、そちらで確認していただければ!

さてさて、先週の振り返りです~。


4月13日火曜日

cafe apres midiにて、アレクシア・ボンテンポ&ピエール・アデルニ、素敵なカリオカ・カップル、ドーシス・カリオカスのウェルカム・パーティーに出席。

ちょうど 1年前は、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートのウェルカム・パーティーがあったな~なんて、思い出したりしました。
週が始まったばかりなのに、誰かの家に招いてもらったかのようにリラックスしたパーティーで、まるで週末のようでした。

当日の模様は

成田さんのブログ

http://www.nrt.jp/blog/2010/04/



三田村さんのブログで

http://esoraphoto.exblog.jp/12504886/

確認できますよ。

是非!



4月16日金曜日


LINKWOOD来日ツアー初日と思いきや、諸事情で来日が延期…


さらに、代役として出演する予定だったレーベルメイト、FUDGE FINGASもアイスランドの火山噴火で来日できず……


追い討ちをかけるように、春とはまったく思えない雪まで混じる天気となり………

ここまできたらやるしかない!ってかそのためのサポートDJだろ!

と、いつも以上にアツく、気合いを入れて臨んだLOOPでのDJ。



結果は雨(どころか雪)降って、地超固まる!くらい、クルーが結束して、最高に楽しいパーティーとなりました!

DJとしてやれることは全てやった!というくらい、やりきった感じがありました。それは単純にレコードをかける行為としての“DJ”ではなくて、“DJ” そのものとしてどうあるべきか、ということを僕なりに真摯に考えて、それが結実した瞬間でもありました。10年以上DJ続けてきてよかったと心底思いましたよ。KENTさんと一緒にDJできたのも本当に嬉しかったです。

遊びに来てくれたみなさん、こんなに条件が悪いのに足を運んでくれて、さらに楽しんでくれて…本当にありがとうございます!

みんながいるからDJできていると確信しました!精進します!

そして、誘ってくれた、ジョン君、ヨシヒサ君。またとない機会をもらえて、本当に感謝しています!これなら、来日した時はすごいことになるよね!


4月17日土曜日


夜、関内ドラゴンクラブにて、mocidade vagabunda bateria nota1000のリリース・パーティーがあったので遊びに。遅い時間からの参加だったけれども(mvのみなさん、本当にすいません!)、mocidade vagabunda bateria nota1000のライヴには間に合い、たっぷり堪能!!!よく考えたら、こんなにライヴに行っているバンドも珍しいです。“1月の水”はやっぱり最高でした!!!

4月7日に既にCDがリリースされているので、興味がある方は是非!

http://mocidade.jp/modules/bateria8/index.php?id=2



パーティーの後、実家に帰るつもりだったのですが、湘南新宿ラインに乗って新宿へ。この電車の便利さにビビる。(新宿ってこんなに近いのか!?)

新宿に来たのは、町田町子女史からbluestars nightのお誘いをメールでもらっていたので。横浜の実家には行かず、新宿WIREに足が向かってしまいました。(不義理な息子ですいません…。)

6年間も続いてきたこのbluestars nightというパーティー、新宿WIREで続けていくのを6月をもって終了するそうで、bluestars night×新宿WIREというのは4、5、6月の3回のみということらしく、僕も毎回駆けつけられるわけじゃないし、それこそ5月、6月のDJスケジュールも定まっていないので、遊びに行ける時に行きたい!と思ったんですよね。メールもアツかったし。

この日も、町子を始めブルスタのDJのみんなそれぞれがカッコイイDJをしていて、本当にいいパーティーだな~としみじみ。6年という年月の重みを感じさせながらも、でも音楽、人は軽やか!この夜のために生きているんだ!って信じている人達ばかりなのも最高!!!

5月15日、6月19日の残り2回ということなので、是非みんなで遊びに行きましょう!(特にROCK好きはマスト!)僕もDJかぶってさえいなければ遊びに行きます!

http://www.bluestarsnight.com/index.html


ちなみにこの日は前夜の疲れがドッと出て、午前2時過ぎに撃沈…。


mvのみなさん、ブルスタのみなさん、楽しかったです!また遊びましょう~。



4月18日日曜日


「エスター・カーン めざめの時」をようやく観ました。

いい意味でも悪い意味でも、デプレシャン節炸裂!そして、やっぱりエマニュエル・ドゥヴォスが出ている!すみません…最初の出演シーンで笑ってしまいました…。

原作のほうが面白いな~というのが本音。デプレシャンが好き!っていう人にはたまらない作品だとは思いますが…。


映画を観終わった後、ふらふらと中野へ。

2月にゲストで出演させてもらったパーティー、pattern languageが1周年記念ということで遊びに。

僕よりも比較的若い世代が中心になって運営しているこのパーティー、みんな意識が高いし、音もカッコイイし、今回もアニバーサリーらしいゲストライブのブッキングもあって、いい雰囲気だったな~。

中央線のクラブ・シーンの中心ともいえる中野heavysick ZEROで定期的にやっていることはすごい!2年目もいい音を発信し続けて欲しいです!

キジヤ君、ユウト君、オメデトウ!6月も楽しみにしています~。


その後、成田さんとcamaciさんから「ブレンで飲んでいるよ」とメールをもらったので、渋谷Blen blen blenへ。

この日は、ディスクユニオンの石亀さんやエリカワ君がプレゼンツで、ブラジル音楽試聴会でした。

http://blenblenblen.jp/blog/2010/04/418diskunion_presents_vol3.html


試聴会とは言っても、完全にパーティー状態!成田さんをはじめ、みんなだいぶ酔っ払っていて、カオス!!!

いる人みんなが笑顔で、昔のSamba- Novaを思い出しました。

BRASILはやっぱり最高!だな~と。

ツアーが終わって寛ぎモードのアレクシア・ボンテンポ&ピエール・アデルニも来店しており、とても楽しそうにしていました。最後は自分達の曲に合わせて歌うという、まさにカラオケ!

こちらもとてもいい夜でした!!!





やっぱり街に出て、人と触れ合うことは楽しいですねっ。

総じて、よく遊んだ1週間でした!


今週も楽しみます!!!




2010年4月17日土曜日

雲取山の写真など。

雲取山登山写真、 アップしておきます~。


ヤマネ!



シカ焼き肉!

頂上付近にて一休み。

富士山がうっすらと。



2017m!




頂上から富士山~。

みなさんも登山やりましょうぜい~!


2010年4月16日金曜日

新DJモニター、デビュー戦!!!


片耳モニターを紛失して、早2ヵ月…。

新しいモニターを手に入れました!

communication!でいつもアーバンかつファンキーなプレイで4階を盛り上げている、ぬまたまご部長の自作モニター!!!

デビュー戦がハウス箱の老舗“LOOP”というのはアツ過ぎる!!!


壊れたモニターでも、ぬまたまご部長なら鮮やかに片耳モニターとして復活させてくれます!サスガ!


ということで、本日LOOPにて22時からDJしておりますので、是非!!!


「haraguchic(原口)のゲストで来た!」で1,000円で入場できますよ~!!!


本日です!!!青山LOOPでお会いしましょう!!!

いよいよ本日です!!!

待ちに待っていたこのパーティー!LOOPでのDJ、すごく楽しみです!!!

LOOPの受付にて

「haraguchic(原口)のゲストで来ました!」と伝えてくれれば

フライヤー持参よりも割安なディスカウントゲストにて入場できますよ~。IDもお忘れなく!

LOOPの場所を記しておきます↓

渋谷駅東口から宮益坂を上って行き、青山通りを左に進みます(表参道方向)。進行方向右側の歩道を歩いていると、しばらくすると歩道橋が見えてきます。(青山学院の手前の歩道橋です。)
その歩道橋の手前の右手に、ガラス越しに赤いライトに照らされた地下へ続く階段が見えます。そこがLOOPの受付になります。

あと、LOOPの地図はこちら↓(1階のセブンイレブンは無くなっているので、要注意!)


ただ…


今回のパーティーなんですが、LINKWOODが諸般の事情により来日が延期となりました…。(プライベートなことなので詳しくは書けませんが、かなり辛い出来事が起きてしまったようです…。)
僕自身も楽しみにしていたので、残念です…。
ただ、来日延期ということなので、もちろん来日した際には今回のメンバーでパーティーをする予定ですし、このパーティーへのモチベーションは高いままですよ!

ただ…そのかわりといってはですが…
LINKWOODとFUDGE FINGASがこの日のために、それぞれMIXCDを用意してくれました!!!Prime Numbersという欧州でも大注目のレーベルの看板アーティストでもある2人によるMIXCDなんて豪華過ぎます!!!
これを2枚セットで先着30名様にプレゼントさせていただきますよ~!

ということで、今日の夜、楽しみです!!!!!

ちなみにタイムテーブルはこんな感じです~。

22:00-23:00haraguchic (60)
23:00-0:00Takeru John Otoguro (60)
0:00-1:30 Yanma (90)
1:30-3:00 Takeru John Otoguro & haraguchic (90)
3:00-last DJ KENT (120)


僕はオープンの60分と、1時からジョン君と45分ずつの、計105分ガッツリやらせていただきます!


今夜は仕事や用事を終えたら、青山LOOPで飲んで踊って、最高の夜にしましょう!!!!!


お待ちしております!!!!!


ちなみにディスカウントは…
なんと1000円で入場できますよ!!!!!!


2010年4月14日水曜日

雲取山登山後記!

雲取山、最高に楽しかったです!

まず、天気に恵まれました。4月の第1週の天気と、10日&11日前後の天気の悪さを考えると、不安定な春の天気では最高の部類かと。

特に日曜日は下山するまで気持ちのよい春満開な天気で、気持ちよかったな~。

雨の北アルプスもサバイバルな感じで嫌いじゃないですが、天気がいいって素晴らしいと思いました。

以下、この登山の振り返りです。


4月10日9時半に奥多摩駅集合。バスで約40分ほどかけて“鴨沢”の先“お祭り”にて下車。

今回の登山メンバーは、松崎さん、聡太郎さん、S夫妻、A夫妻、そして僕の7人という大所帯でした。

念願の聡太郎さんとの登山!ということで単純にアガリました。出会ってから約3年でようやく実現です。「登山仲間だけど、一緒に山に登ったことがない!」というどうでもいい居酒屋ネタは、今回限りでオサラバとなりました。

S夫妻、A夫妻共に登山経験が少ないということもなんだか新鮮でしたね。


まずは“お祭り”からほとんど平地に近い林道をてくてくと歩きます。林道は広いので、それぞれが横に広がったり、列になったり、気ままにぶらぶらとしながら歩いていく感じです。

この登山、最初の驚きは、林道のど真ん中で寝ていたヤマネとの遭遇!

ヤマネは写真集を持っているくらい大好きなんですが、まさかこんなところで寝ているとは!

ヤマネも一瞬ビックリしていましたが、まだ寝たりないのか、ふらふらと林道の脇まで歩いていって、落葉がたまっているところにまで行くと、また寝てしまいました。

傍で写真を撮っていても、ぜんぜん気にしない様子で、ぐうぐうと。なでてやると目をこするのが、またかわいい。


この時点で既にこの登山が恵まれたものであることを確信しました。


2時間半ほど歩くと、林道の終点で、いよいよ登山道。道もぐぐっと細くなり、傾斜もきつくなり、いよいよ登山らしくになってきました。

列になって、1日目の宿泊地、“三条の湯”を目指します。

1日目ということもあり、それぞれのペースが定まっていないこともありましたが、1時間弱で到着。

これは翌日に相当行程が残されるな~と思いつつも、1日目の登山終了。


“三条の湯”は、温泉が沸いているという、珍しい部類の山小屋(基本、山小屋は風呂もないのです!)で、それだけで相当楽しみにしておりました。

それがさらに!

温泉があるってだけで素晴らしいのですが、山小屋がまたすごくいい!

大部屋での宿泊となったのですが、大部屋は窓を開けると、テラスもあって、テラスに座りながら、秩父の山を一望できるというナイスなロケーション。

まるで、クウネルとかに出てきそうな山小屋!


そして、泉質がまたすごくいい!源泉の温度が低いので、マキでの沸かし湯となりますが、硫黄の匂いと、すべすべの微妙に白濁したお湯は、登山ではありえないクオリティー!

お風呂は屋内であるものの、窓も大きくて開放感があって素晴らしく、もうみんなで絶賛しておりました。


既にビールを飲むのには最高の環境だったんですが、松崎さんが材料を用意してくれた鴨鍋も最高で。早めの夕食から、どんどんとお酒もすすんで、大宴会モード!

山小屋のご主人も僕らの賑わいぶりに気をよくしてくれたみたいで、鹿肉のかたまり肉を切り分けてくれ、ワイルドな焼肉を提供してくれました。これが肉!って感じで超美味しかったです。


そんな感じで、1日目は、毎度のことながら、お酒をたらふく飲んで就寝。登山というよりは、山に宴会をしに来たって感じでしたが、こんなハイクオリティーな登山は初めてでした。


2日目。4時半起床。

まだ夜も明けてないうちから、せっせと朝食の準備。

昨日の鍋の出汁を使いつつ、聡太郎さんが持ってきた担担麺の素とうどんを投入した、担担うどんが朝食。

辛さで体が温まり、目も覚めます。旨い!

僕は毎度のコーヒー係。今回は人数も多かったので、家で使用している直火式エスプレッソマシーンを持ってきました。

ご飯も食べて、コーヒーも飲んで、用意が整ったところで、夜が明けつつある6時前に、宿を出発。


ここからは1日目とは正反対のハードな登山。まず、行程が長い!

1100mから頂上の2017mの高低差約1000mを一気に登らなければいけません。かなり急な傾斜をガンガン登っていきます。

ここにきて、やはり登山初心者達は、昨日との落差の激しさにだいぶ心が折れそうになっている様子…。

ただ、朝が訪れ、視界が開けてくると、雪に覆われた雄大な富士山を間近に感じながらの登山となるので、それだけで元気が出てきます。天気の良さに感謝!


せっせか、せっせか、登っているうちにとうとう頂上へ!午前10時登頂!!!

東京の一番高いところに僕は二度目の登頂となりました。やはりキモチイイ!!!


頂上付近で、松崎さんが用意してくれた、ビュッフェ形式のサンドイッチがまた超オシャレ!(この登山は、松崎さんが食事担当でした。)

僕は登山に関しては、グッズにこだわって、食事にはあまり力を入れていませんでしたが、松崎さんとの登山で、山の食事を考える面白さに開眼しつつあります。


たらふく食べた後で、今度は下山です。



下山は実は1番大変だったりします。楽そうに見えて、けっこう辛いんです。

この日はなにより、行程が長い!頂上からバス停がある“鴨沢”まで、高低差1500mを一気に下ります。

膝への負担がハンパないんです。けっこうな荷物を抱えて、山道を下っていくわけですから。それが長ければ長いほど辛い…。

僕は登山の下りで毎回膝を痛めておりましたが、ポールを使用するようになってから、登山の内容が劇的に変わりました。

スピードをつけていても、膝の痛みはほとんどなく下れます。今ではポール抜きの登山は考えにくいかも…。


そんなわけで、下りはやはり大変で、皆の疲れを感じながらの下りとなりましたが、登山自体には馴れたみたいで、なかなかのハイペースで下ることができました。松崎さんと僕でポールを余分に用意していたのもよかったです。


鴨沢のバス停には15時ぴったりの到着。久々の登山らしい登山となりました。

驚いたことは、今年初めてくらいの本格的な登山だったにも関わらず、あまりキツイと感じなかったこと。自分自身の体力が全く衰えていなくて、登山へのモチベーションが俄然アガリました。去年の北アルプスがよほどキツかったんですね…。

そして、朝早く出発することのメリットにあらためて気付きました。山小屋泊まりだと、テント泊に比べて、朝するべきことの量が圧倒的に少ないことに感動!テントってやっぱり大変なのねって痛感!(でもテント泊は大好きです!)

また、大勢のパーティーでこういう登山ができたことも、本当によかった!それぞれにとっていい経験になりました!

いい登山でした!!!


帰りは、奥多摩駅近くの温泉に浸かり、休憩所でビールを飲みながら、この登山をみんなで振り返りました。

本当に充実した2日間!

やっぱり山を近くに感じながら、今年も色々とやっていきたいと思いました。


ゴールデン・ウィークは、上高地→涸沢にチャレンジしてみたいです!!!!!


写真は後日アップします~。








2010年4月9日金曜日

東京で一番高いところ。

土日は東京で一番高いところに行ってきます!


どこでしょう~?


それは雲取山!!!


東京で一番高い山です。2017m!


天気が良いといいな~。久しぶりの登山なので楽しみであります!!!



さてさて。





泊りがけでの登山なので、4月10日土曜日はパーティーに遊びにいくことができないのですが…

こんな素敵なパーリーがあります!






04/10(SAT)"pool"@LOOP

http://www.club-loop.com/


22:00 START


Entrance 2,500/1d(Door) 2,000yen/1d(with Flyer)

Guest DJ:dextrax
http://dextrax.vox.com/

DJs:DJ SHIBATA,NEEMURA,SHIMA
VJ:BLIND ORCHESTRA


青山LOOP毎月第2土曜日恒例のpoolにdextraxが初参戦であります!!!

いや~、これはかなり行きたかった…。

登山計画は2ヵ月くらい前から決まっていたことなので涙…。

これは絶対楽しいパーティーなるので、土曜日遊びたくてうずうずしている方は是非!!!

ディスカウント希望の方は、dextraxの友人と言えばディスカウントゲストにて入場可能です!(タジフさん、ありがとうです!!!)


東京のテッペン目指すぞ~!的な熱い夜になることと思いますよ!!!


そうそう。poolのブログもどうぞ~。


http://party-pool.blogspot.com/



僕の登山記録はまた来週にでも。


ではではまた!

2010年4月8日木曜日

LINKWOOD JAPAN TOUR 2010!!!!!いよいよ来週16日金曜日です!!!!!




いよいよ来週金曜日、LINKWOODが日本に来ますよ~!!!

このパーティー、ずっと心待ちにしていました~!!!単純にファンなんで!!!

さらに、KENTさんとご一緒できるのもめちゃくちゃ嬉しいし、ジョンさんのDJやお初YanmaさんのDJも超楽しみです!

僕も先日のSHOWCASEでだいぶ調子をあげてきているので、いいグルーヴ出しちゃいますよ~!

最高に旬なイケてる音を、
LOOPの音響で味わえちゃう、トバされる一夜になると思うので、是非!!!

いや~、これは盛り上がりますね、間違いなく!



ディスカウント、もちろん受付けますので、是非とも遊びに来てください!!! (ディスカウントもだいぶオトク感ありますよ~。)


以下詳細でーーーーーーす!!!!!



(僕がやるのは16日金曜日ですよ!仕事終えたらオールナイトで突き抜けちゃいましょう!!!)



LINKWOOD JAPAN TOUR 2010
“LOOP” 2 DAYS
4/16(fri) & 4/18(sun)

TRUS’MEなどに代表されるマンチェスター発のポスト・デトロイト新興勢力。
その中でも大きな注目を集めるLINKWOODの初来日公演がLOOP 2daysで決定!
4/16(fri)はFuture Disco set、4/18はDetroit Techy setと二つのパフォーマン
スを披露してくれる!漆黒グルーヴ全開の熱い夜会が始まる!

4/16(fri)

DJs:
LINKWOOD *Future Disco set
DJ KENT(FORCE OF NATURE)
Takeru John Otoguro (BASS-MENT)
Yanma (mint condition)
haraguchic (communication!)

Open:22:00~
DOOR:3000yen(1D)
W/F:2500yen(1D)

■LINKWOOD(Firecracker/Prime Numbers)
TRUS’MEやFUDGE FINGASなどに代表されるマンチェスターの新興勢力。その中でも多くの部分が謎に包まれたままカルト的人気を博すLINKWOOD。'Miles Away'、'Piece of Mind'などに代表される自身のレーベルFIRE CRACKERからリリースされる作品は、MoodymannやTheo ParrishなどデトロイトのトップDJだけでなく、Gilles PetersonやDanny Kらも絶賛。2009年末に同胞TRUS’MEのレーベルPrime Numbersからリリースされたファーストアルバム「SYSTEM」ではディスコ・ダブからレア・グルーヴ、デトロイト系ビートダウン・ハウス、はたまたエレクトロなど、独特のブラックミュージック観で消化し、世界中のフロアを席巻している秀作である。DJとしても漆黒のグルーヴを引っさげ世界中を飛びまわる他、クロアチアで開催されたD3K 2009などにも出演するなど、2010年のシーンを引率するアーティストになることを約束された、期待の新星である。


■DJ KENT(Force Of Nature)
言わずも知れた、FORCE OF NATUREのDJ/プロデューサー。HIPHOPをルーツに持ちつつも、そのジャンルレスでアグレッシヴな活動は常に大きな注目を浴びている。 F.O.N.以外の活動では、2003年に”U.K.Bear Entertainment”からのソロ12"Singleのリリースを始め、川辺ヒロシ(TOKYO NO.1 SOULSET)や笹沼位吉(SLYMONGOOSE)らとのプロデュース・ユニットGARALUDEでのリリース。2005年には "WATER&DUST"をリリースしたスイスのアーティストQUARIONとROSARIOとのコラボレーション・プロジェクト ENTERPLAY、2008年にはU.K.Bear EntertainmentレーベルコンピレーションMix CDの制作。アメリカ、ヨーロッパでのDJギグも数多くこなし目下その活動の勢いはとどまる所を知らない。2010年初夏には初のソロアルバムをリリース予定。

communication!2nd anniversary!!!のパーティー・フォト、後半編アップ!!!!(再)

communication!2nd anniversary!!!のパーティー・フォト、後半編アップしました!!! (また写真の添付がうまくいかなかったんで再アップしました~。)


3階メインフロアを炎上させていた、桑田つとむ a.k.a QuietstormのDJからスタートです!!!


































やっぱりいいパーティーですね~!!!


次回は6月26日です!!!


10回目記念ですよ~!!!!!!!!!!

2010年4月5日月曜日

SHOWCASE、楽しかったです!!!

4月って、あらたなスタート!って感じがしますよね~。

土曜日のSHOWCASEは自分の中でも、おお!っと思えるそんな瞬間があって、楽しいパーティーとなりました~。

SHOWCASEは翔君まわりの素敵なDJと一緒にできることが僕の中ではホントに大きくて。メタル君、スノさん、仲君、みんなサスガでした!

今回も自身のDJで手応えを感じることができました。自分なりの黒いグルーヴをバシっと出せたように思います。

DJの回数に反比例するように、DJというよりもオーガナイザーとして立ち回った昨年ですが、communication!2nd anniversaryを終えて何かふっきれたような気がしています。何かいいグルーヴが自分の中で生まれている。

最近面白いな~と思うのは、そういう予感が周囲と(communication!周りに限らず)なぜか同期していること。考えることはそれぞれですが、各々が各々の立場でステップアップすることは重要なんだな~と。予定調和への危機意識や、何か新しいことが始まることへの期待、そんなものを皆が感じている。

続けるということ=アップグレードしていく、その意味を噛みしめているということでしょうか。

今年はそこですね!そのいい予感を大事にしたい!


SHOWCASE後、周囲の期待を裏切ることなく東横線で数回横浜と渋谷を往復し、ふらふらと帰宅した日曜日は、その熱を冷ますかのごとく、ずっと寝ておりました…。そういう日も大切です。

土曜日&日曜日、遊びに行けず不義理をしてしまった方々すいません…。スケジュールはちゃんとチェックしているので、遊びに行ける時は必ず!!!



そして、翔君。

SHOWCASEお疲れ様!いつもありがとう。

翔君とのこのパーティーを大切にしたいと思いましたよ!

次回は6月5日23時からなので、みなさん是非!!!




2010年4月4日日曜日

communication!2nd anniversary!!!のパーティー・フォト、アップしました!!!

communication!2nd anniversary!!!のパーティー・フォト、アップしました!!!

前回に引き続き今回もカッコイイ写真を撮ってくれたのは、アベケンさんです!いつもありがとう~!!!

こうやって写真を見るとすごく盛り上がっていますね~。十分カオスかも…。

やっぱり僕の心にも余裕がなかったんだな…と。


それにしても、参加してくれた人達が楽しそうにしている姿を見るのは最高ですね!

この空間を大事にしていくためにも、僕らはフレッシュな気持ちを忘れてはいけない。

次回はフロアオーガナイザーの3人にガッツリやってもらって、僕自身もっとエンジョイしようと思います!DJも面白いことをやりたい!!


これからも参加してくれる人達に愛されつつ、パーリーピーポーにもヤバさをアピールできるようなパーティーにしていきたいです!!!


今後とも長い付き合い、宜しく御願い致します!!!


ということで今回のパーティー模様をごらんください~。やっぱり3階の盛り上がり方がハンパないわ…。























































写真点数が多いので後半戦は別でアップします~!!!